(14) ヒーリングを学ぶことを決意する。


頭の中で自分の声が止まらないという状態からは抜け出せました。

 

彼の言葉には何も裏はないということも理解できました。

 

それからは耳に入る言葉を勝手に変換しないように、一呼吸して、余計な感情を伴った考えは意識して排除するように努めました。

 

言葉はただの言葉で、それ以上の意味はない。

 

とにかく『ただの言葉』のままにしておくように、気持ちを集中していました。

 

それでも、いつの間にか自分の中で出来ていた心の癖は急には直りません。

 

何度も何度も自分に言い聞かせても、感情が先に走ってしまって、その感情は爆発するように膨らみ、時には自分ではコントロールのしようがないほどでした。

 

少しは良くなってきたかとは思っていましたが、それでも不安と苦しみは続き、自分でコントロールの効かないその感情は、彼に向けられていました。

 

彼と仲良くしていたかと思えば、次の瞬間には感情の抑えが効かなくなってケンカになる。

 

この繰り返しで、お互い疲労困憊していたと思います。

 

こんな状態なので、金縛りはまた起こるようになっていました。

 

今まで金縛りにあうのは決まって一人の時でした。

 

でも結婚してからは、彼が横に寝ていても、同じ布団で寝ていても、おかまいなく金縛りにあうようになっていました。

 

「あ!来る!」という感覚があるのですが、その感覚が始まると起きたくても声を出したくても出せないんです。

 

だいたいこの感覚になるのは仰向けになっている時なので、本格的にその感覚になる前に右か左に向ければ何も起こらないとうことが今まででした。

 

それもだんだん効かなくなって、右左のどちらかを向いて横になったままでも金縛りにあうようになっていました。


そのうち、夜になってベッドに入って「さぁ、寝よう」という瞬間が来るのが怖くなってきました。


毎日の生活での当たり前の寝る瞬間が怖いなんて馬鹿げているのですが。


「どうしよう、いい加減、なんとかしないと。」


また、焦りが出てきました。


「そうだ!なんかよく分かっていないけれど、ゼニスオメガヒーリングを学んでみたら変わるかもしれない。」


そんな思いで、Midoriさんに連絡を取って、受講の申し込みをしたのでした。