(19) ヒーリングをしても自分のモヤモヤと戦っていた。

 

ゼニスオメガヒーリングレベル１を受講後、とりあえず習ったすべてのシートを自分にしました。

 

ヒーリングというのは、まずは自分のためにするもの。

 

そう学んで、とりあえず素直にやってみました。

 

ヒーリングをするたび、自分の喉から胸、お腹にかけて温かさを感じるようになり、それが自分にとってのエネルギーが通っているかどうかの判断材料になることがわかるようになってきました。

 

今までずっと胸のあたりにザワザワモヤモヤするものを感じて生きていました。

 

悩みがない時はありませんでした。

 

ヒーリングをすることで、悩みが解決するわけではないけれども、胸のあたりの苦しみがない状態とはどういう状態なのかを知ることも出来ました。

 

とても温かく心が軽い。

 

そんな状態を自分で作り出せることにありがたく思いました。

 

けれども、考えの癖や捉え方の癖はなかなか抜けません。

 

胸の辺りをスッキリする術を得ても、癖でまたモヤモヤが出来る。

 

この繰り返し。

 

ヒーリングを学んでもなお、夫とのケンカはなくなりませんでした。

 

いや、これはケンカというよりも、私が一方的に夫の言葉に反応して、爆発すると言った方が合っているのかもしれません。

 

彼はこの状態に毎度毎度付き合ってくれるのです。

 

ある日、彼の出勤前に私の爆発が起こりました。

 

彼は出勤ギリギリまで私の怒りに付き合ってくれました。

 

彼の何の言葉に私が頭にキタのかは今となってはもう覚えていませんが、彼はとことんまで付き合ってくれていました。

 

その時私にはわかっていました。

 

彼が本当は悪いのではないと。

 

自分の心の中の問題であって、どうしても心の中で拭えない自己肯定感の低さ、孤独感、何もかも上手くいかないかもしれないという不安、そんな思いが彼の言葉が引き金となって彼に対して爆発してしまうだけなのだと。

 

ギリギリまで一緒にいてくれましたが、彼も仕事に行かなければならないと、家を出て行きました。

 

「私はいったい何をしているんだろう。」

 

自分がどうしようもなく醜くく思えて、消えてしまいたくなりました。

 

そして、全身で泣き喚いた後だったので、かなり疲れてそのままベッドに横になりました。

 

あー、もうこんな自分が嫌だ！と思いながら、ウトウトとしていたら、玄関の方から誰かが入ってくる気配がしました。

 

一瞬彼かと思いましたが、そんなはずはない。

 

ドアの鍵も掛けたはず！

 

おかしい！怖い！

 

どうしようと思いながら、これは寝たふりしかない！と思いました。

 

その気配は足音もなく、ドアを開ける音もなく、スーッと私に近づいてきました。

 

ヤバい！襲われる！！

 

そう思っていると、その大きな気配はフワッと私の上に来て、そのまま私に覆いかぶさり、スーッと私の中に入っていく感じがしました。

 

あれ！？誰もいないし、今のは何だ？？

 

そのフワッとした気配は、とても温かな感じがして、覆いかぶさっても全然怖くなかったのです。

 

でも、いざ冷静に考えてみると、おかしな出来事です。

 

金縛りのことも考えて、やはり自分でもっとちゃんとコントロールが出来たり、見極めたり出来るようになりたいと思いました。

 

そこで、ゼニスのレベル２も受講することを決意したのです。