【11】虹色の珠。その2


塔のへつりは、国の天然記念物に指定されているそうで、川沿いの険しい断崖です。

 

さまざまな大きい奇岩が並んでいて、それらを巡るように通路があります。

 

川を渡る吊り橋もあって、そこからの眺めもとても良いです。

 

この吊り橋を渡ってから、夫がなぜかその先には行かないと言い、元来た道を戻っていきました。

 

私は一人でその先を歩いて行きました。

 

そこには少し出っ張った岩場があり、そこで手を広げると、腕全体からエネルギーが出ているのを感じました。

 

ゆっくりとチャネリングをしながら龍を見ることはできませんでしたが、エネルギーが出ていくのは感じられたので、きっとここで龍は泳いでいったのだと思います。

 

おそらく4方向に。

 

その後、吊り橋を渡ったところにある小さな神社に寄ってみました。

 

そこには虚空菩薩様がいらっしゃいました。

 

お話をしてみるとこのように教えてくれました。

 

「龍放流の役目のお礼に、虹色の珠を授けよう。これは浄化のエネルギーを持つ珠だ。」

 

こうやって新たなエネルギーがまた加わりました。

 

初めて福島に行きましたが、私の地元の福井と似ているなと思いました。

 

雰囲気とか食べ物とか。

 

震災後、何の助けにもならない自分が嫌になったことがありました。

 

終わりのない長く暗いトンネルに入ってしまったような無力感を感じるだけで、何も出来ない自分。

 

でも、今回のことで、少しでもエネルギー的に何かの役に立っているのであれば嬉しいなと思いました。

 

きっと悪い方向にだけにベクトルは向いているわけではない、そう確信した出来事でもあったのです。