雨風の酷い中、カッパを着てリフトに乗りました。
このリフト、一人用で、しかも上から棒一本で吊り下げられているだけ。
雨風に叩きつけられながら、この棒にギュッとつかまりながら、寒さをこらえて上を目指します。
あまりの悲惨さに笑いが込み上がりました。
なんとか上に着きましたが、辺りはガスで真っ白でした。
そこのスタッフの方に、とにかくまっすぐに前に進めばお釜ですから!と教えて頂き、とにかく歩き始めました。
すると、急にガスの切れ間が現れ、目の前には美しいエメラルドグリーン!
観光客の方は誰もおらず、まさしく二人だけのためのエメラルドグリーンのお釜です。
「これはラッキーだ!」と二人ではしゃぎました。
それはそれは綺麗な色です。
ここで言われた通りのことをして、エメラルドグリーンの珠を頂いたのです。
「この珠は、平和や平穏の意味があります。そしてこのエメラルドグリーンの色を覚えておいて。」と。
帰りも同じルートで同じような状況で戻り、乗り場の方々にお釜が見られたことを伝え、撮った写真をお見せしました。
「こんな綺麗なお釜を見たことがない!」と口々におっしゃってくださいました。
そして、私たちを最後にリフトは運休していました。
無事お仕事が出来てよかったとほっとしたのでした。
後日、Midoriさんにそのお話をしたら、「それはシャンバラね。」とおっしゃっていました。
シャンバラ??
さっぱりわからない私は、PCでパチパチと調べてみると、「地底人」と出てきました。
なるほど、エメラルドグリーンとは地底の色なのか!と納得したのでした。
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